「これ、なんだっけ?」SHIMIRU LABOの栽培チャレンジ!
SHIMILU FIELDの片隅にひっそりと佇むハウスの一角。そこには、私たちのSHIMIRU LABOがあります。LABOと名が付く通り、ここはまさに「とにかく実験的に色々と育ててみよう!」という自由奔放なスタイルで運営中です。今年は、正直なところ「これ、なんだっけ?」が飛び交うほど、各自が植えたいものを好き放題に植えてみました。
カオス?いや、可能性の宝庫!多種多様な野菜たちの競演
今年のLABOメンバーをご紹介すると、まずは甘い香り漂う苺。そして、個性的な名前の福耳次郎(万願寺とうがらしのようなものです)、イタリア生まれの美しい茄子ロッサビアンコ。さらには、辛いもの好きにはたまらないいろんな種類の唐辛子がずらりと並びます。
その他にも、サラダにぴったりのルッコラ、紫色の茎が特徴的なブロッコリーの仲間紫セニョール。夏の食卓には欠かせないトマトやきゅうりももちろん、アジア料理には必須の空芯菜やパクチー、そして香りの良いバジルなどなど…数え上げたらキリがないほど、本当にいろんな種類がごちゃ混ぜになっています。
ハウスの外には、ちょっと珍しい顔ぶれのズッキーニ、かわいらしい芽キャベツ、鮮やかな黄色のゴールデンビーツ、そして馴染みのない方もいるかもしれないパースニップなんかも挑戦中です。
小さな苗が教えてくれた「成長の感動」と「夏の勢い」
苗を植えたばかりの頃は、どれも小さくて可愛らしくて、「ちゃんと育ってくれるかなぁ…」なんて心配したものですが、少しずつ葉を広げ、背丈を伸ばす姿を見るたびに、その生命力に感動していました。
しかし!北海道にも暑い季節が訪れると、彼らの成長スピードはまさに驚異的!「ちょっと大きくなったな〜」なんて思っていたら、ちょっと目を離した隙に、もう暴力的に育っていて収穫期を逃してしまうほど。本当にマメに見てあげないと、すぐに大きくなりすぎてしまって、空芯菜やルッコラなんかはあっという間に硬くなってしまうんです。これは痛感しました…。
アブラムシとの攻防、そして自然の摂理
今年は、ちょっとばかりアブラムシとの戦いに苦戦しています。暑さのせいなのか、なかなかの強敵で…。アブラムシの天敵といえばてんとう虫なので、てんとう虫を放ってみたり、あんまり使いたくないけれど、アブラムシ駆除の薬をほんの少しだけ使ってみたり…。毎年同じようにいくわけじゃないのが、農業の難しいところですね。
そして、甘くて美味しい紫セニョールは、まるで花束みたいに可愛く育つんです!味もブロッコリーが凝縮されたように濃くて本当に美味しい。これは新しい発見でした!ただ、美味しいものは虫も知っているようで、青虫がつきやすいのが悩みどころ…。ハウスの中にはたくさんのモンシロチョウが舞っていましたから、さぞかし青虫たちも美味しい葉っぱをたらふく食べたことでしょう。人間が美味しいものは、虫たちも美味しい。これが自然の摂理なんですが、「この状態じゃ出荷は難しいな〜」とも考えさせられました。収穫した後は、葉っぱの部分をきれいにむしって自宅用にしたり、友人にシェアしたり、懇意にしているレストランに味を見てもらったりしています。
失敗は成功のもと…?唐辛子の甘口大作戦
今年の収穫で、「これは失敗したな〜」「もったいないことしちゃったな〜」と反省している作物も正直たくさんあります。その一つが、まさかの唐辛子!
ハウスで栽培してももちろん問題ないはずなんですが、ハウス内に設置している灌水チューブの上に植えてしまったんです。その結果、潤沢に水が行き渡りすぎて、あんまり辛くない唐辛子を爆誕させてしまいました(笑)。唐辛子って、むしろ少しストレスがかかるくらいの方が辛くなるらしく、放置くらいがちょうどいい、と。まさかの甘口唐辛子の誕生には驚きましたが、これも実験の醍醐味ですね。この経験を踏まえて、唐辛子については別の場所でも栽培を始めたので、そのお話はまた今度じっくりと。
贅沢な食卓と、LABOのこれから
苺は残念ながら今年はうまくいきませんでした。何も考えなさすぎたのがいけなかったのかも。でも、やっぱり完熟の苺は格別なので、来年もリベンジです!
そして、トマト!これはもう、とにかく元気でたくさん収穫できました。完熟で収穫するトマトは、本当にフルーツのような甘さなんです。スーパーに並ぶ青い段階で収穫されたものとは全く違って、口に入れた途端にトロリと崩れてしまうほどの完熟ぶり。だからこそ、この状態で流通に乗せるのは難しいんだろうな〜とも思います。採れたてをそのまま自宅で食べるというのは、まさに贅沢の極みですね。あまりにもたくさん採れたので、夜な夜な大鍋でトマトソースやピュレにするために煮込んだのは、初夏の良き思い出です(結構大変でしたけど!)。茹でるだけ、塩をかけるだけ、焼くだけで最高に美味しい野菜たち。このシンプルさがたまらないです。
「よくわからないからこそ挑戦しよう!」という意気込みで始めたSHIMIRU LABO。結果的に、本当にたくさんの学びがありました。同じくらい反省点もありますが、これからも「楽しい」「学びがある」「色々やってみたい」という気持ちを大切に、失敗しても良いじゃない精神で続けていきます!もちろん、「もったいない」とならないよう、工夫を重ねながら挑戦です。